トレインスポッティング原作小説の一部紹介

trainspotting101 (7)

映画はもちろんカッコいいですが、トレインスポッティングの原作もなかなか面白いです。

エディンバラフェスティバル初日
二度目の決心シックポーイが。ついに実行する前に、ヤクをやめたらどうなるか、知っておかなくちゃいけない。人は失敗を通して成長するものだし、失敗から学ぶのは、準備が何よりも大切だってことはやつのいう通りかも知れない。いずれにしろ、今回の俺ば準備万端だ。リースーリンクス公園を見わたせるこの空っぽのだだり広い部屋を、1ヶ月分の家賃を前払いして借りた。モンゴメリー・ストリートのアパートは、みんなに知られすざてるからな。現金払い、しかも即金だぜ。
あれだけの現ナマとおさらばするのは辛かった。
だが、今朝、左腕に打った最後のヘロインはよかった。短期決戦の準備期間を乗り切るためには、あと押ししてくれるものがどうしても必要だ。俺はへロインをやると、カークゲートーショッビングーセンターを口ケットのように飛びまわり、買いものリストを頭から片づけていった。
ハインツートマトスープ 10缶
マッシュルーム・スープ 8缶(どららも冷たいまま飮む)
 バヤフーアイスクリーム 人.箱(溶かして飮む)
 ミルクーオブーマグネシア便秘薬 二瓶
 マルタビタミン 1瓶
 ミネラルウォーター 八リットル
 ルコゼードーアイソトニックードリンク 二本
 雑誌 適宣(ソフトーポルノ、スコティッシュ・フットボールートゥデイ)
 絶対に忘れらちゃいけないものは、すでに親父とおふくろの家から調達してあった。おふくろのバリウムだ。バスルームの隣にあったのを瓶ごと失敬してきた。バリウムを飮んだためしなんかないし、もし必要だったらあの年齢の女なんだ、避妊薬と同じくらい簡単に医者に処方してもらえるはずだしな。俺はリストの項目に愛情をこめて×印をつけていった。きつい一週間になるぞ。

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