トレインスポッティングの原作も読んでみよう

trainspotting101 (11)
トレインスポッティングの映画を気に入ったひとは、原作の小説も読んでみるといいと思います。より深刻で悲惨な彼らの生活が体験できますよ。
小説を読んだら次はTシャツも見てみてくださいね。

愛さなくちゃならない。ヤクを握ってるのはやつなんだ。
マイキーは 恥辱ゲームに飽きてきたらしかった。こういうゲームっていうのは、サディストにとっては、プラスチックの人形にビンを突き刺すのと同じくらい楽しいことなんだろ。もっとおもしろくしてやりたいところだったが、頭が悪いとしか思えないくらいに、いらいち反応する気力はいまはなかった。そういうわけで、俺はポケットからくしやくしやになった札を何枚か取り出し、いじらしくも娟びを売りながら、コーヒーテーブルの植えで一枚一枚しわを伸ばした。それから、うやうやしく、「大ボス」マイキーが受けるべき敬意を示しながら、札を手渡した。そのとき始めて、ブタ女のギブスに太字のマジックで何か書いてあるのに気がついた。ももの内側に矢印があご女の股の方を指している。その矢印に沿って、太い大文字でこう書いてあった。へロインをひったくり、こんな連中とおさらばしたいという衝動に、もう抵抗しきれないかと思った。ところがでマイキーは、おめえのためにあるようなもんだぜ。腸から吸収されてじわじわ幼効いて、効き目が薄くなるのもじわじわだ。病院でも扱ってんだぞ、このとんまが。
経験者は語る、だ。マイキーはにっこりしたが、俺にっていうよりツートンに向かってだった。
 そこで俺は勧められた通りにした。経験者のおことばに従うことにしたわけさ。ちょっと失敬と断って便所に行き。座薬をけツの穴に抑れた。肛門に指を突っこむなんて、生まれて初めてだった。吐き気がこみあげた。洗面所の鏡で自分の顔をみる。もつれ、汗で湿った赤毛、白い顔、でかいニキビがどっさりできていた。こいつらはおできと呼んだ方がよさそうだ。ひとつは頬、もう一つはあごにあった。ブタ女と俺は、見目麗しいカップルになりそうだな。俺はとんでもない空想をした。庵たらふたりが運河でゴンドラに揺られている図。俺は、相変らず苦しかったが、ハイな気分で階下へ戻った。ヤクが手に入ったんだからな。

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