スターウォーズでの宇宙での戦い

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スターウォーズでの宇宙での戦いについて色々と考えてみる。
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地上での格闘戦とどこまで同一視出来るのかはわからないが、地上のように重力や空気抵抗などに左右されないにしても、やはり後方の上方、または下方が有利なのは間違いなく、劇中の撃墜シーンもほとんどが後方上空からの攻撃である。
 後方上空からが攻撃しやすいということは、逆にいうと後方上空から狙われやすいということである。その位置からそれぞれの機体がどう見えるかを示したものだが、これを見ればTIEファイターの優位は一目瞭然であろう、Xウイングは大きく広げた翼が格好の標的となってしまっているか、TIEフyイターはこの位置からでも正面からと同様、非常にコンパクトにまとまっており、極めて狙いにくいスタイルである。
 このようにTIEファイターは狙われることの少ない側面の面積を増やす代わりに、機体正面の面積を極力減らして被弾率を抑えてある。

 余談だが、改良形のTIEインターセプターは、その視界の悪さを改良するためにソーラー・パネルの前部を切り欠いたとされている。
しかし、実は一般型TIEファイターもパネルは視界の妨げになっていないのだ。TIEファイターは窓が非常に狹いため、パネルはもともと視界に入っていない。それは劇中のコックピット視点の映像に、パネルが映っていないことからもわかる、ソーラー・パネルの改造は、TIEファイターの狭い窓を拡げない限り意味のない改造であった。それどころか、TIEインターセブターのパネルは中火部分こそ切り欠いてあるが、その下が前方に人きく突きでている。

撃たれた時には弱いが、その代わりに撃たれる確率を下げようという考え方で設計されている。もし、このことを無視してTIEフy
イターに無理矢理シールド発生装置を搭載したりすれば、装備の大きさや収納にもよるが、小型、機動などといった本来の持ち味を殺してしまうことにもなりかねない。
TIEファイターや、その改良型のTIEインターセブターにシールドが採用されていないのは、決して欠点などではなく、本来のポ
テンシャルを最大限引きだすための最良の選択である。
戦闘機において、視界の良し悪しは非常に重要である。敵に発見されるよりも先に敵を発見すれば、それだけで圧倒的に有利に撃てるし、職闘中に敵を見失えば、それは即自らの死に直結してしまう。
 Xウイングの視界は、まずまず良好だといえる。前出のような形状の飛行機では、コックピットの真下に翼があるために下方向の視界が制限されるが、その点Xウイングの十翼はコックピット後力に位置し、左右ド方の視界を妨げない。窓枠が邪魔になってい
るが、これは窓枠をなくすために曲面ガラス。

しかもこれは1機あたりの性能であり、TIEファイターの本当の能力は集団になった時にこそ発揮されることを号えれば、TIEファ
イターはXウイングと互角か、それ以上に闘える優秀な機体であるといえよう。戦争では、必ずしも一騎打ちに勝つ必要はないので
ある。
Xウイングは優秀だ、TIEファイターは空飛ぶ棺桶だなどというのは、主人公メカか、敵側メカなのかによって植え付けられた、全く根拠のないイメージであり、いわば戦勝国である共和国によって流されたプロパガンダなのである。